役員賞与は法人税法上、損金不算入

法人税法上、法人が役員に対して支払う賞与は原則として全額損金不算入となります。

なお、法人税法上の賞与とは、盆暮れのいわゆるボーナスを指すわけではなく、毎月一定額の支払いが行われる給料以外の全ての報酬を指します(退職金等を除く)。

そのため、役員への給料支給額が年度の途中で変わった場合や、利益水準を見て変動する場合等は、その変化した部分はすべて賞与として取り扱われ、損金不算入とされてしまいます。


この役員賞与の損金不算入の制度は、役員の報酬を都合よく動かすことで、法人税の節税をすることを防ぐために設けられている制度です。

法人税の節税を考える場合には、将来の利益計画を見極めながら、役員報酬の水準を決めていくことが重要です。


※なお、平成18年度改正で、役員賞与の事前届出により、役員賞与が損金算入できる制度が設けられています。ただし、事前届出により賞与の支給時期・支給額を確定させておく必要がありますので、あまり使い勝手は良くないかもしれません。


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